PTC面状発熱体とは

 「PTC特性をもった面状の発熱体です。この「PTC特性」とは、
 英語(PositiveTemperature Coefficient=正温度係数)の頭文字をとったもので、温度が
 高くなると電気抵抗値が上昇する特性のことをいいます。この「PTC特性」を具体的に図
 に示すと以下のように、温度特性が低いときは、伝導性粒子の連鎖が重なっていて、
 電流が通りやすく、温度が高くなると、半導体粒子が膨張し、伝導性粒子の連鎖を断ち切り
 電流を流しにくくします。
 この特性を利用して、「ぬくぬく陽だまり」は、一定の温度に達したら、それ以上に温度が
 上がらないように設定され、「省エネ性」や「安全性」などにすぐれた面上発熱体です。

省エネ性 安全性 素早い昇温性 均一な温度分布
「PTC特性により消費電力は温度の上昇とともに急激に低下し、設定温度以上には上がらず一定温度を保ちます。サーモスタット制御のヒーターに比較して、放出したエネルギー量だけの電力だけで済むため約30%程度省エネになります。
サーミスタなどのセンサーは、点で温度調節をしているため、センサーのないところでは、温度が思った以上に上昇してしまう恐れがあります。「PTC特性」で面全体が自己温度制御を有しており、温度センサーの役割をしているためオーバーヒートの心配がなく安全です。 面全体で発熱するため。ニクロム線のような線状の発熱体や温水式よりも素早い昇温性を示します。 真球度が高く、粒度分布が非常にシャープなカーボンフィラーを使用し、マトリックス樹脂中に均一分布しているため、面全体の抵抗・発熱も均一になり、どの場所でも同じ温度を示します。