おが粉を菌床に用いたバイオトイレは、長野県において、
 梓環境技研(株)木下正之氏が開発した。
 昭和59年4月18日に特許出願され、平成3年4月12日に特許となる。
 (特許第1630646号)
 その商品の販売を(有)トウシンファニチャーが行っていた。
 平成5年10月24日、本特許権の登録の抹消となる。
 (特許第1630646号)
 (有)トウシンファニチャーが、バイオトイレを製造、販売を開始。
 平成7年3月27日,斉藤挌社長氏が意匠登録を出願。 
 県内,全国(北海道−正和電工)に代理店を作り、販売をしていた。
 商品名は、バイオセルフ。 
 (有)トウシンファニチャーは社名を、(株)バイオセルフに変更。
 平成9年6月13日意匠登録となる。
 (意匠登録 第0992888号)
 その後倒産。
 斉藤挌氏の意匠登録権が、北海道の正和電工に譲渡された。
 長野県内では(有)トウシンファニチャーの社員であった丸山氏が、
 (有)自然環境を立ちあげ、意匠登録0992888号と形状が異なり、
 特にメンテナンス機能を重視した構造とし(特許出願),
 既存のバイオトイレの保守をしながら、製造販売をしていた。
 商品名は、バイオR21
 平成13年4月
 (有)自然環境より大央電設工業(株)にバイオR21の
 製造、販売、特許公開中、を移行
 大央電設工業(株)にて、改良を行う。 バイオトイレを理解していただくため
 には、バイオR21の欠点のページもご覧下さい。
 
1.特許第3420573号
駆動部の回転軸と撹拌部の回転軸を共通(ー体)にしてある。
 
  • 今までのものは側板にモーターを取り付ける台を溶接し、
    モーターを取り付け てある為に本体に非常に負担がかかる。
    (過去にモーターの台が落ちたことがある) トルクアームによって改善
  • カップリング(ダブルチェーン)で繋いである為、軸の芯が出しにくく、芯が 出ていないスクリューはブレて、負荷が掛かると壊れやすい、
    (過去にシャフト付近や中心部でねじ切れる事故が何度かあった。)
  • 今までのものは本体からモーター側に出る部分が長い。
    一体にすることによって、約20pコンパクトになった。
  • 今までのものは、発酵槽内は、シャフトから出た支え棒にスクリュウが溶接されています。長期使用する中で溶接部が離脱する事もありますので、弊社において改良をしました。
  • 公衆トイレにおいては、色々な物が入ります。スクリュウの上部より便座までの距離が、今までは近づきすぎていたため、最低50cmから60cmは離す必要があり弊社において改良をしました。
横幅がコンパクトである。(設置しやすい)
  • 今迄のものは発酵槽が上に行くに従って開いている為、
    横幅が715oあった のに対し、ストレートに上げた為に630oになった。しかも処理能力は変わ らない。
         ↑バイオセルフ
       ↑バイオR21

2.特開2003ー39049号 撹拌部出し入れ自在自在型

コントローラー、撹拌モーターを側板につけたまま、スクリュウを出し入れ
 することができる。
  • 今までのものは撹拌部機能の故障の際にシャフト、スクリューは本体上部より出し入れをしていました。そのため設置場所によっては大便器、小便機の配管を全て取り外し、バイオトイレ本体を床下より外へずらし、取替をしていました。大変な作業でした。
スクリューの取り替え、又保守が容易になる。



3.意匠登録、登録第1176781号


4.その他 特許出願3件

  協力会社―クロサワメタル(株)(上田市)、(有)小和田製作所(諏訪市)
 ※ ( 両者共、(有)トウシンファニチャーのバイオセルフを
  製造していた会社。)
 菌床(おが粉3割、そば殻6割、他1割)
 バクテリアはバチルス属が主体となる。
 ディバーシリーズ開発
    (特許出願3件、意匠登録出願2件)
 平成14年6月、信州大学農学部と共同研究契約。
 (バイオトイレにおける微生物発酵の解明)
 平成14年減容再生型バイオトイレ研究会発足
 平成15年2月 廃食用油分解 特許出願
 現在に至る。

 製作協力会社―(有)小泉建築(諏訪市)、晴海産業(株)(南箕輪町)、
       (株)メカエンジ(茅野市)
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